令和7年9月16日(火)「令和7年度障がい者差別解消の相談対応に関する市町村担当者研修会」を行いました。

 「障害者差別解消法」の理解を深めるとともに、相談に対応する職員の資質向上を目的とし、中部学院大学人間福祉学部 人間福祉学科 兼松博之先生を講師にお招きし、ソフトピアジャパンセンターにて研修会を行いました。今年度初めて障がい福祉に従事される方から10年以上のご経験がある方まで、幅広い方々のご参加でした。

 岐阜県障がい者差別解消支援センターと岐阜県障害福祉課からの報告や連絡事項のあと、兼松先生より『障害者差別解消法改正のポイントと市町村の役割』と題し、ご講義いただきました。前半は、『障害者差別解消法成立の経緯』や、『障害者差別解消法改正の内容』のお話を中心に、後半は事例を用いてグループワークを行いました。

 グループワークでは5グループに分かれ、まずは個人ワークで自分の考えをまとめた後、グループワークにて多くの意見を出し合いました。その後発表の場を設け、各グループ代表者に発表していただき共有を深めました。

 最後は、先生から解説と相談対応のポイントを学びました。特に「建設的対話の難しさ」から見えてくる「聴くということ」と「話すということ」を改めて学び、究極は〝窓口対応が世の中を変える“という程、日々の小さな事柄の積み重ねが大きな支えになっていくことについて再確認しました。

 障がい者の差別解消のため、共に生きる共生社会の実現のため、市町村との連携を今後も大切にして参ります。

 お忙しい中でのご参加、また、遠方からもご参加いただきありがとうございました。この研修会が、参加された皆様の今後の業務の一助となりましたら幸いです。